「老舗」って そもそも何でしょうか?
Wikipedia 「老舗」 を参考にすると・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E8%88%97
かなり 的確な解説かと思います
私的観点から
1.長い時間をかけて 少しずつ積み重ねられたノウハウがあり
大小あれど 一種の独占的市場を有していること
2.世襲であること
この2点も 多くの「老舗」の特徴だと思います
特に 2の「世襲」に関しては
国際的・一般的には 賛否両論 一長一短ですが
ここ京都では 大事にされている価値観だと思います
「老舗」は 主に経済活動をする組織(すわわち企業・会社)ですが
「老舗」とは呼ばないけど 茶道や華道の家元 能や狂言 などなど
世襲で成り立っています
幼少の頃より その空気にドップリ浸かることによってしか
備わらない 情熱なり 使命感なり 感性なり ・・・
といった 代用できない唯一無二のものが必ずある !!!!!
と ビシッと断言します (ワタクシ京都人ですから・・・)
そして これが一番大事だとも断言してしまいます
「技術」は 世襲でなくとも 向いてる人や その天才はいるでしょう
「お金もうけ」も すごく頭の良い人か すごく悪徳な人は
その時代に応じて たくさんお金を稼げることでしょう
「表面上の技術」 や 「金銭的な豊かさ」 だけでは
決して到達することができない 「何か」 があり
その「何か」を 本当に大事に捉えていて
これからも受け継がれていけるような環境を整える
「努力」を怠っていないのが 「老舗」の本質だと思います
以上
ワタクシが思う 「老舗」の定義でした
PS
この「努力」自体を軽視している もしくは 認識すらできていないけれど
長い間 経済活動が続いている御店のことを
昔から 「暖簾に胡坐をかく」 と表現しています
看板や歴史があって 表面上の技術などが
それなりのレベルで推移していると
ユーザー すなわち お客様 からは
その「本質」が 見えづらいのが現実です・・・
ニュース沙汰になって 世間を騒がす頃は
だいぶ末期症状かもしれませんね・・・
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