2012.06.19 Tuesday 14:58

白餅と彩色餅

話題が いろいろと前後に行き来してますが

今回は 「白餅と彩色餅」です

一人でやっておりますゆえ

作業や画像の都合がありまして

一本道の読みモノになってませんけど いきます  

見たまんまですが 右側が白餅です

最も基本的でシンプルな御供物です

「鱗盛」 うろこもり と呼んでいる盛り方です


ご葬儀や追悼方法など 仏事のときに

銀色の供笥(くげ)に載せて お供えされます

報恩講や落慶記念法要など 慶事のときは

左側の「彩色餅」をお供えされます


「御供物ほどき」を大前提にされるのなら

慶事でも 「白餅」をお供えされると

解いて 皆様でお分けしていただき易いです

「彩色餅」は いくら食用色素での着色といっても

御本山でも 合成着色料を使用しておりますので・・・


ところで 「彩色餅」の色分けですが

昔から この配列になっております

最初に決定したときは 理由があったのかもしれませんが

その理由は 現在の製作現場には伝わっておりません・・・

御本山のお堂の中の明るさも

電気の発明などで多少変化しているでしょうし

お餅を着色する素材も時代によって変化しているでしょうし

そのときどきに 最も美しく綺麗に見えるように仕上げて

それが定着していったのでしょう


このように 「伝統」って なんでもかんでも

キッチリと何か裏づけがあるわけでもないのかなぁ・・・

と思いがちですが

そこは 先人達が 時間を積み重ねてきたお仕事です

「最も美しく綺麗に見える」ために

人が元来備えている感覚に しっかりと裏付けられています


濃色って 実際のサイズよりも

縮んでみえるというか 小さくみえます

白とかの薄色は 膨張色で 大きくみえます

こういう感覚に基づいて 実は色分けされています


御供物は 御仏壇にお供えすると

間近で見ることはなくなります

お経をあげる僧侶の後方から 御仏壇を眺めるわけですが

その少し離れたところから

色が均等な太さ・間隔で 整然と筋になっているように見える

こうなるように 配色パターンが決定されたと考えられます


お餅の仕上がりは もち米の状態や季節によって

全く同じものにならないので

そのときどきで お餅の段数が多くなったり

少なくなったりするわけですが

その都度 少し離れたところから見て

整然とした筋になるように着色しています


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