2011.03.23 Wednesday 00:47

亀屋伊織の仕事

山田 和市
淡交社
¥ 1,575
(2011-02-11)
コメント:御干菓子ひとすじ幾百年、謎多き(!?)亀屋伊織さんのお仕事を垣間見せて下さいます。菓子屋仲間が見ても、大変興味深い内容です。お茶を嗜んでいる方や京都の御菓子が好きな方、特にオススメ致します。

いつも、何かとお世話になっている大先輩・山田和市さんの著書です。

「歴史」の重みと有難みは常日頃から痛感しているところですが、

改めて私自身も刺激を受けました。

私共も、御干菓子を扱ってはまいりましたが、

お寺の御供物としてのものが中心で

茶道との絡みは薄かったと思います。

何が違うのかと申しますと、打ち方が全く違います。

ザクッと大雑把に説明しますと

お茶席の御干菓子は あくまで脇役で

口溶けや色合い、季節感など

主役であるお茶が引き立つように研究されてきました。

御供物としての御干菓子は、親指の爪くらいの大きさの落雁を

一尺七寸(約50センチ)とかの高さに積み上げていきますから、

口溶けを無視して強く打ち込まないと、積み上げられません・・・

電気のない時代から、昼間でも暗いお寺の本堂に飾られていましたし

お仏壇自体も、相当ハッキリとした大陸的な色使いなので

それに合うように、御干菓子の色目もかなり濃いめです。

根本的に生い立ちが違いますね・・・

いつか 「本願寺の御供物」みたいな本が出せるくらい

自分の仕事を確立して整理していきたいものです。

和市さん、ご丁寧にありがとうございました。

ずっと大事にさせていただきます。


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