2012.06.14 Thursday 18:14

御供物 紅梅香 付盛

引き続き 紅梅香 こうばいこう です

今回は 「付盛」 つけもり と呼んでいる

紅梅香のご紹介です


「段盛」は 落雁の「厚み」で高さを出していきますが

「付盛」は 落雁を芯に貼り付けていきます

ザクッと言ってしまいますと

「段盛」は 本式
 
「付盛」は 略式   です


「段盛」は 落雁の重みで沈んだりしますので

様子をみながら 乾かしながら 取り組みます

ですので 1日では 到底 完成させることができません

これに対して 「付盛」は

スピーディーに仕上げることができます

白一色の梅型落雁で仕上げたものを

「白梅香」 はくばいこう といいまして

「白梅香 付盛」は 急なご葬儀などにお供えされます

あと 落雁の使用個数がキッチリと割り出せるので

斜目以外の模様も つくり易いです

これも 「付盛」のメリットです


さて 略式ともいえる 「付盛」ですが

さほど歴史は古くありません

御本山にお供えされる御供物は

代々 藁(ワラ)で芯をつくっておりました

ワラの芯ですから 表面はそれなりボコボコしており

また 芯の外周を一定に仕上げるのも不得手で

「付盛」には 適切ではありませんでした

衛生面と作業性を考慮して

紙製の芯を採用したのは ワタクシの父ですから

ここ30年ほどのおはなしです

紙製の芯の採用で 芯がキレイな円柱になったのと

全国に運搬することが多少可能になってきた時代に

「略式」ともいえる 「紅梅香 付盛」が

つくられるようになっていきました


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